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朝日新聞で紹介されました。

『おじいちゃん、戦争の話を聞かせてください。 五年一組 八木 湧太郎』が、朝日新聞に大きく紹介されました。 

朝日新聞-1 取材はもうずいぶん前にしていただいていましたが、8月11日にやっと掲載されました。湧太郎くんもおじいちゃんも、とてもいいお顔で写っています。

 ネットでも、この本について語ってくださっている方々がいます。そのお一人、志村建世さんは、直接本をお申込みいただき、「ブログ書きました」とお知らせもいただきました。実は『少国民たちの戦争』という本を書かれている有名な方で、そんなことも知らない私は最初、同年代の女性だと思ってお気軽なメールを差し上げていて、たいへん失礼いたしました(汗)。

 志村さんは、第二部について、「日清戦争からさかのぼって客観的に説明しています。・・・学校では教えてくれないことでも、この本を読むとよくわかります。」と書いてくださっていて、とてもうれしく思いました。

 第二部は群で構成し、東海高校の西形久司先生の厳しい指導・監修を受けながら書きました。「どうしてそうなったの?」という疑問に答えることを基本に、短い文章で、わかりやすく、主観的にならないように説明したいことを伝える、という方針でした。

 たとえば、「おじいちゃんは、どうやって軍隊に入ったの?」という、湧太郎くんの質問の背景としては、「徴兵制度」「徴兵検査」「根こそぎ動員」「兵士をつくる教育」、コラムとして「千人針と寄せ書き日の丸」を載せました。客観的に語ると同時に、現在の問題にもつながるようにと考えて一字一句を吟味したつもりですが、力不足だったでしょうか。

 湧太郎くんのおじいちゃんは朝日新聞記者のインタビューに、「あんまり思い出したくないと思ったが・・・」と、答えています。

「戦争体験を語る」と簡単に言いますが、語ってくださる方にとっては、忘れてしまいたいくらいのご自分の体験を追体験することになります。それは、どれだけ辛いだろうかと思うのです。それでも、自分が語ることで、自分と同じ体験をしない社会をつくっていってほしいと願う方がたくさんおられる。そのことは、心をあたたかくしてくれると同時に、真摯に学ばなければという気持ちにさせられます。    (赤澤)

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